ビタミンKの1日の摂取量

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年代別、性別|必要摂取量

ビタミンの1日あたりの摂取量については、公的機関で定めた、推定平均必要量、推奨量、目安量、上限量の4つがありますが、ビタミンKでは、目安量だけが定められています。

(ビタミンKは大量に摂取したときも過剰症がないため、上限量もありません。)

*目安量
その年令のほとんどが、必要量を満たすと思われる、ビタミンKの1日の摂取量です。

目安量は、科学的データや根拠が得られない場合に、定められています。

なお摂取量の、4つの基準についてはビタミンの摂取量についてをご覧ください。

<1日に必要なビタミンKの摂取量> 単位:μg
年令 0〜5カ月 6〜11カ月 1〜2才 18〜29才 30才以上
男性
目安量
4 7 25 (75) (75)
女性
目安量
4 7 25 (60)
妊婦、
授乳婦も同じ
(65)
妊婦、
授乳婦も同じ

*厚生労働省 日本人の食事摂取基準より
*1μg(マイクログラム)は1gの百万分の一で、1g=1000000μgになります。

上記でも解説しましたが、成人の場合、ビタミンKの摂取量の目安量は、体重1kgあたり、1μgになっています。

摂取について

ビタミンKの1日あたりの摂取量は、生まれてから5カ月目までの乳児は4μg(マイクログラム)で、6カ月目〜1才になるまでは、7μgが目安量となっています。この摂取量は、男の子でも女の子でも変わりません。

成人になってからは、体重1kgに対して1μgが目安量で、体重50kgの人では50μg、体重60kgの人では60μgとなります。

ビタミンKは、食品から摂る他に、腸内でも細菌によって作られるため、極端な偏食をしない限り、不足するということはないようです。

ただし、乳児(1才頃まで)の場合は、腸の発達が未熟なので、ビタミンKは作られません。

そのため、ミルクやビタミンK入りのシロップなどで、不足分をカバーする必要があります。

また、母乳で赤ちゃんを育てる場合は、お母さんがビタミンKを十分に摂取しないと、結果的に赤ちゃんもビタミンK不足になります。もちろん出産後だけでなく、妊娠中も同じです。






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