とうもろこし_栄養・ビタミン

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特徴と栄養素・ビタミン

効果、効能

とうもろこしは、炭水化物(糖質)やたんぱく質が多い高カロリーの野菜で、とうもろこしを主食にしている国もたくさんあります。

とうもろこしに含まれる主な栄養は、ビタミンB1、B2、E、葉酸(ビタミンB群)の他、ミネラルや食物繊維などがあり、特にビタミンEと食物繊維が多くなっています。

ビタミンEは「若返りのビタミン」ともいわれ、老化防止や動脈硬化、高血圧、狭心症などを予防する栄養成分です。

ビタミンB1、B2は、主に炭水化物(ご飯など)や脂質(肉や植物油の脂など)から、体のエネルギーを作る働きがあります。

ビタミンB1、B2を十分摂ることで、新陳代謝が活発になり、疲労回復を早めることができます。

また、食物繊維は便秘の解消に効果があり、体内の余分なコレステロールを排出し、ビタミンEと同じように動脈硬化を、予防する栄養成分です。

注意点

日本ではほとんどありませんが、とうもろこしを主食にしている国々では、「ペラグラ」が多くなっています。

ペラグラとは、皮膚炎や下痢、中枢神経の障害(認知症)などが起こる病気で、ニコチン酸(ビタミンB群)をはじめとする、ビタミンの全体的な不足が原因です。

(とうもろこしに含まれるビタミン、ミネラルなどの栄養は、胚芽に多く含まれているので、胚芽をあまり食べない国では、ペラグラが多く発生しているようです。)

とうもろこしの旬

日本では、アメリカ産の輸入とうもろこしが大半です。栄養、ビタミンが多くおいしい季節は6月〜9月の夏場です。

とうもろこし_栄養、ビタミンの摂取

主な栄養、ビタミン(100gあたり)

・カロリー 92kcal
・ビタミンB1 0.15mg
・葉酸(ビタミンB群) 95μg
・マグネシウム 37mg
・食物繊維 3.0g
・ビタミンE 1.3mg
・ビタミンB2 0.1mg
・カリウム 290mg
・リン 100mg

*上記の数値は、生とうもろこしの栄養の含有量です。

上手な摂り方

とうもろこしは、収穫して半日〜1日ですぐに鮮度が低下するので、なるべく早く食べるのが良いです。

調理直前に皮とひげを取って、胚芽も一緒に食べると、とうもろこしの栄養、ビタミンをしっかり摂取できます。

保存方法

生のまま保存するときは、皮ごとラップに包み、野菜庫に立てておくとよいでしょう。また、ある程度保存したいときは、とうもろこしを一度ゆでてから水分を十分取って、しっかりラップして冷凍庫に入れておくと、生のままよりも鮮度が落ちません。






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