さつまいも_栄養・ビタミン

ビタミン|栄養素116野菜の栄養・ビタミン > さつまいも

特徴と栄養素・ビタミン

効果、効能

さつまいもは、食物繊維をはじめ、ビタミンC、ビタミンB群が豊富な野菜です。特に食物繊維は、いも類の中では一番多く、便秘の改善や予防に効果的な栄養成分です。

便秘が改善されると、ニキビや吹き出ものが少なくなります。

また、ビタミンCの働きで、肌のメラニン色素が減り、肌のハリも良くなると同時に、老化やガンの予防効果も期待できます。

さつまいもを切ると、切り口から白い液体が出てきますが、これは「ヤラピン」という栄養成分で、腸の働きを整える整腸効果があります。

つまり、さつまいもは、食物繊維とヤラピンの2つによって、便秘改善に大きな効果があるわけです。

その他、さつまいもには、ビタミン以外にカルシウムやカリウムなどの栄養も、多いというメリットもあります。

注意点

さつまいもを食べると、太ってしまうと思われていますが、実際は、さつまいも全体の6割以上が水分で、カロリーもそう高くないため、食べ過ぎない限り、太ることはありません。

毎日少しずつ食べれば、食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養を、手軽に補給できます。ただ、食べ過ぎると胸やけが起こることがあります。

さつまいもの旬

「さつまいも」というくらいですから、鹿児島産のものが多く、食べ頃は1月〜4月と9月〜11月頃になります。

さつまいも_栄養、ビタミンの摂取

主な栄養、ビタミン(100gあたり)

・カロリー 132kcal
・ビタミンB6 0.28mg
・ビタミンC 29mg
・カルシウム 40mg
・食物繊維 2.3g
・ビタミンB1 0.11mg
・葉酸(ビタミンB群) 49μg
・カリウム 470mg
・リン 46mg

*上記の数値は、生のさつまいもの栄養の含有量です。

上手な摂り方

時間をかけて蒸したり、焼いたりすると、甘みが増しておいしくなります。これは、さつまいもに含まれる「アミラーゼ」という酵素によって、でんぷんが甘みのある麦芽糖に変わるためです。

電子レンジの調理では、加熱時間が短いため、本来の甘さを味わうことはできません。(街で売られている石焼きいもは、じっくり時間をかけて焼いているのでおいしいのです!)

ちなみに、ビタミンCは熱に弱いのですが、さつまいもの場合は、長時間の加熱調理でも壊れにくいビタミンCが含まれています。

保存方法

乾燥や湿気、あるいは温度が低いと、さつまいもの鮮度が落ちて、栄養、ビタミンも減少してしまいます。冷蔵庫に入れないで常温の場所において、新聞紙で包んでおくのがよいでしょう。






◇野菜の栄養・ビタミン コンテンツ一覧
アスパラガス_栄養・ビタミン
オクラ_栄養・ビタミン
きゅうり_栄養・ビタミン
小松菜(こまつな)_栄養・ビタミン
春菊(しゅんぎく)_栄養・ビタミン
玉ねぎ_栄養・ビタミン
トマト_栄養・ビタミン
人参(にんじん)_栄養・ビタミン
パセリ_栄養・ビタミン
山芋(やまいも)_栄養・ビタミン
れんこん_栄養・ビタミン
枝豆_栄養・ビタミン
かぼちゃ_栄養・ビタミン
ごぼう_栄養・ビタミン
・さつまいも_栄養・ビタミン
セロリ_栄養・ビタミン
とうもろこし_栄養・ビタミン
ニラ_栄養・ビタミン
ネギ(長ネギ)_栄養・ビタミン
モロヘイヤ_栄養・ビタミン
レタス_栄養・ビタミン