オクラ_栄養・ビタミン

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特徴と栄養素・ビタミン

効果、効能

オクラは、ネバネバとした”ぬめり”とプチプチとした食感があり、いろいろな料理で使われています。

ぬめりの元になっているのは、食物繊維の仲間である「ペクチン」と、たんぱく質の仲間である「ムチン」という栄養成分です。

オクラのペクチンは、腸の働きを整え、便秘の解消や糖尿病を、予防する効能があります。一方ムチンは、胃の粘膜を保護してたんぱく質の消化、吸収を助ける効能があります。

オクラにはこの他、βカロテン(ビタミンA)やビタミンC、ミネラル(カリウム、カルシウム)も多く含まれています。

βカロテン(ビタミンA)は、眼や皮膚、粘膜の健康を守り、免疫力を高める栄養成分です。

ビタミンCは、ストレスに対抗するホルモンを作ったり、コラーゲンの合成を助け、全身の組織を丈夫にする働きがあります。また、βカロテン(ビタミンA)と同じく、白血球の働きを良くして、免疫力をアップする効能もあります。

その他、カリウムは、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出し、高血圧を改善し、カルシウムは骨の材料になり、骨そしょう症を予防する栄養成分です。

オクラの旬

温室栽培で、ほぼ1年中出回っていますが、栄養が豊富でおいしい時期は、7月〜9月の夏場です。四国産(高知県)のオクラが多くなっています。

オクラ_栄養、ビタミンの摂取

主な栄養、ビタミン(100gあたり)

・カロリー 30kcal
・ビタミンC 11mg
・カリウム 260mg
・食物繊維 5g
・βカロテン(ビタミンA) 670μg
・葉酸(ビタミンB群) 110μg
・カルシウム 92mg

*上記の数値は、生のオクラの栄養の含有量です。

上手な摂り方

オクラのヘタには、苦味があるので調理前に切り落としておきます。表面のうぶ毛は、少量の塩でもみ洗いすると取れます。

新鮮なオクラは、濃い緑色で、全体が白いうぶ毛でおおわれています。ヘタの切り口が、少し変色しているものは鮮度が悪く、栄養、ビタミンが減少しています。

保存方法

オクラは比較的、湿気に弱いので野菜庫に入れるときは、保存袋が結露しないようにすると、鮮度が落ちにくくなります。
また、冷凍保存する場合は、軽くゆでてから、よく水を切っておくことが大切です。






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