小松菜(こまつな)_栄養・ビタミン

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特徴と栄養素・ビタミン

効果、効能

小松菜は、βカロテン(ビタミンA)、ビタミンK、B群、C、カルシウム、カリウムなど多くの栄養を含んでいる野菜です。

中でも代表的なのが、カルシウムの含有量が豊富なことです。カルシウムというとほうれん草を連想しますが、小松菜はほうれん草の3倍以上のカルシウムがあります。

カルシウムは、骨の材料になる栄養成分で、高齢者の骨そしょう症を改善、予防する効能があります。

また、子供の骨の成長に欠かせないだけでなく、神経の伝達をスムーズにして気持ちを落ち着かせ、イライラ感をなくす効能もあります。

βカロテン(ビタミンA)は、粘膜や皮膚を保護して、外部からのウィルスの侵入を防いだり、免疫力を高める栄養成分です。

小松菜のβカロテン(ビタミンA)の含有量は、他の野菜と比べても、かなり多くなっています。

ビタミンKは、骨の材料であるカルシウムを骨にしっかり定着させ、骨を丈夫にしたり、出血したときに”かさぶた”をつくり、血を止める働きがあります。

またビタミンB群は、食べ物から体のエネルギーを作るときに、なくてはならないビタミンで、疲労の回復を早めたり、新陳代謝を活発にする栄養成分です。

小松菜の旬

最近は、温室栽培が増えてきて、1年中手に入れることができますが、一番おいしくて栄養が多いのは、11月〜3月の冬場です。

小松菜_栄養、ビタミンの摂取

主な栄養、ビタミン(100gあたり)

・カロリー 14kcal
・ビタミンK 210μg
・ビタミンB2 0.13mg
・ビタミンC 39mg
・カリウム 500mg
・βカロテン(ビタミンA) 3100μg
・ビタミンB1 0.09mg
・ビタミンB6 0.12mg
・カルシウム 170mg
・食物繊維 1.9g

*上記の数値は、生の小松菜の栄養の含有量です。

上手な摂り方

小松菜は、ほうれん草のようにアクが強くないので、下ゆでが不要で水洗いでサラダにしたり、軽く油で炒めるだけで手軽に食べられます。鮮度が落ちると、葉が黄色くなるので、その前に食べましょう。

保存方法

乾燥に比較的弱いので、湿らせた新聞紙で包んで、保存袋に入れて野菜庫で保存すると、小松菜の栄養、ビタミンの減少が少なくなります。

長期間保存したいときは、水洗いしてから、よく水切りして保存袋に入れ、冷凍庫に入れます。食べるときは、凍ったまま炒めるか、自然解凍して、おひたしにするのがよいでしょう。






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