ビタミンの1日の摂取量

ビタミン|栄養素116基礎知識 > 1日の摂取量

1日あたりの摂取量の一覧

下表は、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンの、それぞれの1日摂取量を、一覧にしたものです。

2つの表の数値は、全て30〜49才の数値ですが、18〜29才、50〜69才でも大きな違いはなく、70才以上になると多少少なくなる傾向があります。

重さの単位は、
1g=1000mg、1mg=1000μg(マイクログラム)、1μgRE=1μgレチノール
です。

脂溶性

▼下表のビタミン名をクリックすると、
  それぞれの「ビタミンの1日の摂取量」の、詳細ページにジャンプします。

<脂溶性ビタミンの摂取基準(1日あたり)>
ビタミン名
(単位)
推定平均必要量 推奨量 目安量 上限量
ビタミンA
(μgRE)
550 450
妊婦500
授乳婦750
750 600
妊婦670
授乳婦1020
3000 3000
ビタミンD
(μg)
5 5 50 50
ビタミンE
(mg)
8 8 800 700
ビタミンK
(μg)
75 65

*厚生労働省 日本人の食事摂取基準より
*脂溶性ビタミンとは、油に溶けやすいビタミンで、
  身体に蓄積されやすい特徴があります。

<過剰摂取について>
特に、過剰摂取に注意したいのは、ビタミンAとビタミンDです。
ビタミンA・・・吐き気、頭痛、嘔吐などがおこります。
ビタミンD・・・身体にカルシウムが沈殿し、尿毒症がおこります。
ビタミンE・・・大量摂取しても、大きな身体の不調はありません。

水溶性

▼下表のビタミン名をクリックすると、
  それぞれの「ビタミンの1日の摂取量」の、詳細ページにジャンプします。

<水溶性ビタミンの摂取基準(1日あたり)>
ビタミン名
(単位)
推定平均必要量 推奨量 目安量 上限量
ビタミンB1
(mg)
1.2 0.9
妊婦1.1
授乳婦1.0
1.4 1.1
妊婦1.4
授乳婦1.2
ビタミンB2
(mg)
1.3 1.0
妊婦1.3
授乳婦1.3
1.6 1.2
妊婦1.5
授乳婦1.6
ビタミンB6
(mg)
1.1 1.0
妊婦1.7
授乳婦1.3
1.4 1.2
妊婦2.0
授乳婦1.5
60 60
ビタミンB12
(μg)
2.0 2.0
妊婦2.3
授乳婦2.3
2.4 2.4
妊婦2.8
授乳婦2.8
ナイアシン
*ニコチン酸
(mgNE)
13 10
妊婦12
授乳婦12
15 12
妊婦15
授乳婦14
300
(100)
300
(100)
葉酸
(μg)
200 200
妊婦370
授乳婦280
240 240
妊婦440
授乳婦340
1000 1000
パントテン酸
(mg)
6 5
妊婦6
授乳婦9
ビオチン
(μg)
45 45
妊婦47
授乳婦49
ビタミンC
(mg)
85 85
妊婦95
授乳婦125
100 100
妊婦110
授乳婦150

*厚生労働省 日本人の食事摂取基準より
*水溶性ビタミンとは、水に溶けやすいビタミンで、余分な分は体外に
  排出される特徴があります。
*ナイアシンの上限量では、300mgNEはニコチンアミドのmg量で、
  100mgNEはニコチン酸のmg量です。

<過剰摂取について>
ビタミンB6・・・神経系に障害がおこる可能性があります。
ナイアシン・・・内蔵(消化器系)に影響がありますが、問題になったことは
         あまりありません。
葉酸・・・普段の食事で大量摂取することはなく、安全な量として数値が
      設定されています。






◇ビタミンの基礎知識 コンテンツ一覧
ビタミンとは  ・ビタミンの種類  ・ビタミンの特徴  ・ビタミンの働き・作用
ビタミンの性質  ・ビタミンの摂取量について  ・ビタミンの1日の摂取量
ビタミンの化学名  ・ビタミンB群の特徴|補酵素