ビタミンDの1日の摂取量

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年代別、性別|必要摂取量

ビタミンD1日のそれぞれの摂取量を、まとめたものが下表です。

1)目安量
その年令のほとんどが必要量を満たすと思われる、ビタミンDの1日の摂取量です。

目安量は、科学的データや根拠が得られない場合に、定められています。

2)上限量
健康障害(過剰症)にならない、ビタミンDの1日の上限量です。

摂取量には、4つの基準がありますので、詳しくはビタミンの摂取量についてをご覧ください。

<1日に必要なビタミンDの摂取量> 単位:μg
年令 18〜29才 30〜49才 50〜69才 70才以上
男性 目安量 5
上限量 50
女性 目安量 5
妊婦、
授乳婦ともに
7.5
5
妊婦、
授乳婦ともに
7.5
5 5
上限量 50

*厚生労働省 日本人の食事摂取基準より
*1μg(マイクログラム)とは、百万分の1グラムのことで、
  1g=1000mg、1mg=1000μgになります。

なお、ビタミンDの量は、IU(国際単位)で表示するときもあり、その場合は、
1IU=0.025μgとして計算します。
例えば、男性の1日のビタミンDの推奨量は、5μg=200IUになります。

摂取について

人の皮膚には、プロビタミンD3(前躯体)があり、これが紫外線にあたると、ビタミンD3に変わります。通常ビタミンDといえば、D2とD3のことをいいます。

プロビタミンD3は、コレステロールの一種で、7-デヒドロコレステロールと呼ばれています。

よく、紫外線にあたると、皮膚がんになる可能性が高いといわれていますが、栄養素の面からすると、デメリットばかりではないようです。
もちろん、過度に肌を焼くことは良くありませんが。

ビタミンDは、かじき、さけ、さんまなどの魚類に多く含まれていて、魚を取り入れた食生活であれば、不足することはあまりありません。






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ビタミンDとは  ・ビタミンDの働き・作用  ・ビタミンDが多い食品・食材
・ビタミンDの1日の摂取量  ・ビタミンDの欠乏・不足  ・ビタミンDの過剰摂取