メリロートの効果

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よく知られている効果

メリロートにはいくつかの効果がありますが、ここでは、サプリメントや薬として使用される、代表的な効果について取り上げました。

むくみ解消、ダイエット

長時間、飛行機に乗っていたり、立ったままでいると、足がむくんでしまうのを、経験される方も多いと思います。飛行機から降りるときに、むくみで自分の靴が、きゅうくつに感じることもありますね。

これは、下半身の血流が悪くなって、足が軽い水ぶくれ状態になっているからです。

メリロートに含まれる「クマリン」という成分は、血液を固まりにくくする効果があり、血液の循環を良くして、静脈の血圧を下げ、リンパ液の流れも良くします。

・静脈とは
体の組織から、心臓に戻ってくる血液のことで、二酸化炭素や老廃物を運んでいます。
・リンパ液とは
体の細胞の間にある体液のことで、細胞でできた老廃物を体の外に運び出す働きをしています。

メリロートの効果で、血液やリンパ球の流れが良くなると、体の一部に血液やリンパ球が滞ることがなくなるので、むくみが解消されるわけです。(特に下半身)

また、メリロートは、ダイエットに効果があるといわれます。しかし、メリロート(クマリン)が直接、脂肪やコレステロールを減らして、ダイエットになるのではありません。

むくみが解消されることによって、足や腕がスッキリとスリムになるのです。つまり、メリロート自体に体重を減らす効果はないので、ご誤解のないように♪

痛みや冷え性の解消

血行が悪くなると、それによって痛みや、冷えが起こることもあります。これも、メリロート(クマリン)による血行促進の効果で、解消、改善されることが知られています。

女性の場合は、血行不良による肩こりや冷え性が多いので、メリロートは効果があり、おすすめの栄養素といえます。

その他

メリロートには、上記の他にも毛細血管を強くしたり、炎症をおさえる鎮静効果が確かめられています。

また、
 ・血栓症・・・血管にできる血液の固まり
 ・静脈りゅう・・・血液の流れが滞り、血管が太くなり表面に浮き出ている状態
の治療効果もあるので、臨床研究が行われています。

メリロートが日本で、医薬品として使われるのは、痛み止めや痔薬として、ヨーロッパでは消炎用の薬として、よく使用されています。






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