パパイヤ_栄養・ビタミン

ビタミン|栄養素116フルーツの栄養・ビタミン > パパイヤ

特徴と栄養素・ビタミン

効果、効能

パパイヤは、果汁が多く独特の香りや食感で、人気があるフルーツの1つです。パパイヤに多く含まれる主な栄養には、βカロテン(ビタミンA)、ビタミンC、E、食物繊維などがあります。

まず、βカロテン(ビタミンA)は、皮膚や粘膜を正常に保ち、肌の再生(ターンオーバー)を活発にして、美しい肌を作ったり、外部からのウィルスや病原菌の侵入を防ぐ効能があります。

また、暗い所で物が見えにくくなる夜盲症(とりめ)を予防します。

そして、パパイヤの一番の特徴であるビタミンCは、次のような様々な効能があります。

・肌のシミやそばかす、くすみの原因であるメラニン色素を減らす
・コラーゲンの合成をスムーズにして、体の組織(特に骨や肌)を丈夫にする
・免疫力を高め、病気への抵抗力がつく
・ストレスがあると、これに対抗するホルモンを分泌する
・体に有害な活性酸素を分解して、生活習慣病などを予防する

完熟のパパイヤのビタミンCの含有量は、100gあたり(パパイヤ約1/2個)で、50mgです。

これは、成人の1日の必要量100mgの半分にあたり、パパイヤ1個食べるだけで、1日分のビタミンCが摂取できることになります。

ビタミンEは、血管の老化を防ぎ、血行を良くしたり、性ホルモンのバランスを整えて、生殖器の機能を維持する効能があります。
このため、ビタミンEは別名「若返りのビタミン」とも、呼ばれています。

その他、パパイヤには、タンパク質を分解する酵素「パパイン」という栄養成分が含まれています。この酵素は、肉や魚類の消化を助けて、食欲増進の効果が期待できます。

注意点

パパイヤは完熟して時間がたち熟れすぎると、栄養、ビタミンが急激に減少するので、注意しましょう。また、未熟の状態では、完熟のときよりもビタミンの含有量が、全体的に少なくなっています。

パパイヤの旬

日本で食べられているパパイヤは、ハワイ産の輸入ものが多く、1年中、手に入れることができますが、一番おいしくて、栄養、ビタミンが豊富なのは、7月〜9月です。

パパイヤ_栄養、ビタミンの摂取

主な栄養、ビタミン(100gあたり)

・カロリー 38(39)kcal
・ビタミンC 50(45)mg
・食物繊維 2.2(2.2)g
・βカロテン(ビタミンA) 480(120)μg
・ビタミンE 0.6(0.7)mg
・葉酸(ビタミンB群) 44(38)μg

*この数値は、完熟したパパイヤの栄養の含有量です。
  ただし( )は未熟なパパイヤの含有量です。

上手な摂り方

パパイヤは、果汁が豊富で食べやすく、旬が夏なので、夏バテ防止に役立ちます。ただ、熟れすぎると栄養が大きく減少するので、完熟したら早めに食べるのがコツです。

保存方法

未熟のパパイヤは、新聞紙で包んで常温保存して、完熟するまで待ちましょう。完熟のパパイヤは、保存袋に入れ野菜庫で保存すれば、約1週間ぐらい鮮度が維持できます。






◇フルーツの栄養・ビタミン コンテンツ一覧
イチゴ_栄養・ビタミン
柿_栄養・ビタミン
スイカ_栄養・ビタミン
バナナ_栄養・ビタミン
ぶどう_栄養・ビタミン
レモン_栄養・ビタミン
いちじく_栄養・ビタミン
キウイ_栄養・ビタミン
パイナップル_栄養・ビタミン
・パパイヤ_栄養・ビタミン
みかん_栄養・ビタミン
リンゴ_栄養・ビタミン